【重要】GENNIX A1 ELITE 自主回収について

ABOUT

GARNEAU ロゴの起源

その先にある急カーブへ。
常に集中し、動き続けるために

「1983年、私はヨーロッパのレース中、急な坂を下っています。この時点で私はとても疲れていましたが突然、坂を下りきったところにどこからともなくこの標識が現れて、急なコーナーが近づいているのを知らせます。ありがたいことに、ちょうどいいタイミングでこの標識を見上げました。私の速度は速く、この標識《シェブロン》のイメージはみるみる近づいてきます。そこからは自分のなすべきことに集中し、急カーブを曲がれる速度まで減速し、そのレースを力強く終えられました。このサインを、あのちょうどいいタイミングで見上げていなかったら、何が起きていたか。簡単に想像がつくでしょう。この瞬間は、私の中に永遠に続く強いイメージとなりました。そこでロゴにこのシェブロンを加えることにしました。常に物事に集中し、動き続けていくこと。これを思い起こさせることにしたのです。当時のロゴはLGを正方形にしたものでしたが、シェブロンを追加することで行先や速さも表現され、よりダイナミックに見えました。これがロゴの起源です」 

ルイ・ガノー

シェイプロンイメージ

About Garneau

オリンピックにも出場したアーティスト
ルイ・ガノーは自転車とケベックと共に

GARNEAU の創設者であるルイ・ガノーはカナダの東部に位置するケベック州のケベック市で生まれました。絵を書くのが大好きだったルイ少年が、父親から自転車を与えられたのは5才の時。自転車は彼の心と移動を自由にしました。

 13歳で自転車レースを始め、17歳のときに初勝利を経験。1980年に開催されるモスクワ五輪のカナダ代表を目標と定め、ロードレースに没頭。見事に五輪代表として選考されるも、カナダ自体が五輪への出場を辞退。しかしその4年後、1984年のロス・オリンピックでは、ロードレース競技にカナダ代表として出場し、自身のアスリートとしての夢を果たしました。

 その一方で、大学の芸術学部にも進学し、アートの歴史と技術を学びます。そして1981年からは【ルイガノ】ブランドを立ち上げ、14 色ものカラーバリエーションを持つウェア製作を始め、それまでのサイクルウェアになかったデザインとカラフルさを実現し、高く評価されました。

GARNEAU

 現在、GARNEAU 製品のラインナップは自転車本体からライドに必要となるアクセサリー群まで、世界中で展開するほどになりました。

 ルイは自身の出身地であり、今も暮らすケベックにおいて、自転車イベントの開催や協力・安全についての啓蒙を日々行っています。交通社会、ビジネス、そしてアート界へも深く関わり、その分野でケベックを代表する立場に進んでその身を置き、いくつもの賞を受賞してきました。

 また、ルイは多くのチャリティイベントにも尽力しています。肝臓疾患の患者に向けた基金を募る「ホイール・オブ・ホープ」。末期がん患者への基金を募る「メゾン・ミシェル・サラジン」。12 年間に渡り開催を続ける『ランドネ・ルイ・ガノ』は、ケベック市のアスリートに向けた基金として、スポーツ界全体の繁栄にも貢献してきました。

 芸術家としても、多くの作品を残してきたルイ。深いメッセージを込めた作品の多くは、ルイが生涯愛する自転車がそのテーマとなり、ケベック市立美術館に彼の作品が飾られたこともあります。  未来のアーティストを応援する基金を設立したのも、自転車への情熱と同じです。文化への投資(恩返し)というのもGARNEAU の目的のひとつなのです。

 そして1997 年から始まった、自身の名を冠した自転車ブランドライセンスが日本で成功し、2008 年からは性能とパフォーマンスを追求しつつ、走る楽しさそのものを追求した自転車の製作を始めました。それが《GARNEAU》ガノーなのです。

Ride for fun, Ride safe!

脳 CT

とにかく安全に乗ることを
ガノーが強く提唱する理由。

 トラックやクルマが後ろから、少し速すぎる速度で迫ってくる音。長く自転車に乗る人なら、この音を聞いたことがあるでしょう。肩越しに見て、身を固め、息を呑んで通り過ぎるのを待つ。周囲の空気を震えさせながら、クルマは通り過ぎていきます。

 サイクリストとして、私たちは常に無謀な運転の危険にさらされています。まず創設者であるルイ・ガノー自身がそうでした。自転車でオリンピックに出場したこともあるルイには長いライドの経験があり、マジシャンのように危険を回避するための、いろんなトリックを持っていましたが、それでもすべてのサイクリストは、路上では脆いものです。ルイは2018年の7月に大事故に遭いました。脳震盪をおこし、何箇所も怪我をしてしまったのです。幸運なことにルイは回復しましたが、この出来事は彼に大きな衝撃を与えました。心と体の両方にです。

 アーティストでもあるルイはこの出来事をもとに、何枚かの絵を描きました。そのどれもが同じ絵柄であり、それは脳震盪の治療のためルイが病院で撮った彼の脳のX線写真です。ルイは、これをもとに、会社をあげて2つの大きな活動を行うことにしました。ひとつは『1m未満追い越し禁止』に関する法律に関わる行動を通してサイクリストをさらに安全にすること。もうひとつはサイクリストを安全にする製品をデザインすることでした。

ケベック州ではサイクリストを追い抜くとき1.5m以上の余裕を持たないと罰金を課せられます。

 2018年にケベック州の地方法として法案が成立した「1.5m以内での追い越し禁止」。これを設立するための提唱者として、ルイ・ガノーは長らく活動してきました。この新しい法律は、路上を走るサイクリストに、もう少しだけ周囲の余裕を与え、そして、自転車をあおるような運転は法的に裁かれる、というガイドラインを自動車の運転者に示すことになりました。

 ケベック州では、自動車がサイクリストを追い越す際、最低1.5m以上の間隔を守れなかった場合、85ドルの罰金に加え、5ドルの裁判費用、さらに被害者への見舞い金を20ドル払うことになります。ルイの活動が実を結び、ケベック州ではこの法律が実際に施行されるに至ったのです。

”インターナショナルドント テキスト & ドライブ デイ”12月22日(だけでなくても)は運転中は携帯電話を下に置こう。

 2017年の12月、路上で気をそらした運転手に衝突され、亡くなってしまったサイクリストのメモリアルとして、運転中には携帯電話を下に置くように願う「インターナショナル ドント テキスト & ドライブ デイ」が行われました。12月22日を選んだのは、ルイの友人であり、ガノーのチーム員でもあった自転車レーサー 、ジェイソン・ローンデスが、交通事故に遭って他界した、その日だからです。

 このイベントでは「運転中は携帯電話を使うのを避け、安全運転に務める。」という誓約書に署名するようにお願いしています。自動車事故の80%は、注意散漫な運転によるものです。あなたは間違っても、その人にならないでください。

Jason Lowndes 1994 - 2017

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